心理学って必要?【結論→心理学は適切に必要】

2020/01/27

t f B! P L
ノブです。ここ1年くらいは心理学を学習していました。

やっと最近になって心理学の大きな本質が見えてきたように思います。
自分用ノートのような形ですがここに共有しておきます。
※は参考にした本や名称を記します。詳しくはそこに載っています。

まず、心理学とは人間の脳のパターンを調べる学問です。
例えば、目の前にケーキを置く → 90%の確率で食べる 
それが科学的に分かった。

そんな当たり前のことを実験して科学するものです。

こんなパターンを確率を実験で真剣に調べるだけです。

意識と無意識

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心理学の基礎となる部分ですが、思考は大きく2つに分けられます。
無意識、意識です。※ファスト&スロー

私たちは自分の行動を自分で決めていると思いがちですが、実は違います。
無意識から多くの意識は作り上げられます。

これは多くの実験で研究されています。

分かりやすく日常で例えるのであれば

怒った時は攻撃的な論理になりやすいですよね。
よろんでいるときは、なんでも肯定的ですよね。
好きな相手のことは全て肯定的になりますよね。

これが無意識が意識に作用していることだから起きると解釈できます。※その科学があなたを変える。

他にも、上司が気に入った部下を優遇して評価するのは不公平だ。と思われるかもしれませんが実はこの無意識の操作によって本当に「この部下は他の部下よりもできるやつだ」と意識が納得してしまいます。※確証バイアス

こんなに人間が不合理だということが知識として分かるので心理学は面白いんです。
それが経済のお金としても起きることなので、もっと面白いです。※行動経済学


心理学では意識ではなく、無意識で行うパターンを調べるものです。

これがどうやって活用されるかというと、マーケティング、政治、などでは効果的に使われていることがわかります。
例えば、広告、プロパガンダは合理的に考えれば人間は効かなそうに思えますが効果的です。

要するに、人を合理的に動したい場合に有効です。
主に利益のために使われがちですが、心理学は幸福のためにも有効です。※ポジティブ心理学


私の理解では、心理学は無意識を科学するものです。


では根本的な理由ですが、なぜ無意識と意識で2つに分かれているのか?

というのはずっと疑問だったのですが、最近になって分かってきました。
関係がなさそうに見えるダーウィンの進化論が大きく関与しています。

進化論

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人類が生まれる前の姿は、微生物だったり、トカゲだったり、猿だったわけです。
100万年前頃に猿から人間になりました。

ざっくりですが、これが進化論です。

つまりは、人間は元々は微生物、トカゲ、猿なんです。
こうして脳が作られました。

実は脳とはかなり大雑把にできています。


どうやって脳が作られたかというと、トカゲの脳が中心にあります。
生命維持する知能が詰まっています。大体自動的です。

そして、トカゲが猿に進化する時にはそのトカゲの脳の部分を改良するのではなく、外側に脳を粘土のようにくっつけて進化しました

猿の脳では社会性を身につけたり、手を使えたり、表情があったりとアップグレードされました。

猿から人間に進化する時はどうなったかというと、トカゲの脳、猿の脳を改良することなく、外側にまた粘土のようにくっつけて進化しました。※脳はいいかげんにできている

このようにして、私たちの人間の脳は人間性のある行動を身につけて、虚構(神、信用、お金、)を生み出し、行動を選択でき、未来を想像できるようになりました。※サピエンス全史、明日の幸せを科学する。

ちなみに、人間の脳はまだ何にも使われていない領域があるようなレベルの適当さです。※脳はいいかげんにできている

何が言いたいかというと、人間の脳は実は完璧ではないのです。
私たちが無意識にやっていることは「猿やトカゲ」の行動なんです。

これが私たちの心理の大元になる本質の無意識です。

そして最近になってこれが「進化心理学」と呼ばれるようになりました。
人間の無意識がなぜそうなったのか?ということを説明する学問です。

具体的にみんなが大好きな2つで例えます。

『なぜ甘いケーキがなぜ美味しく感じて、うんこが臭く嫌な匂いに感じるのか問題』
これは進化心理学で合理的に説明できます。

甘いケーキはカロリーがたっぷりあるので、それを食べると生き残る確率が上がります。なので、甘いケーキを美味しいと思える人はたくさん食べました。
うんこは臭いので嫌な感じがします。だから食べませんでした。

それに対して、甘いケーキが臭く感じてしまします。でもうんこがまるでチョコクリームのような香りです。食べると本当にチョコクリームを食べた時のように幸福で思わず笑みがこぼれます。慣れてくると直食いです。

ちょっとふざけましたが、多分そうなるはずです。笑

とはいえ、うんこを食べる人は病気にかかるし、エネルギーがないので死にやすいですよね。

実際に、人間の進化の過程でうんこを美味しいと感じる人は実際に存在していたと思います。

ですが、死んでしまいますよね。

このように進化心理学は、「人間が生きる確率が高い心理を持つ者が生き残った」ということを説明できるものです。

進化論と心理学を掛け算した学問です。
進化論×心理学=進化心理学

心理学の本質

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まとめに入りますが、私の認識では心理学の本質は
「脳科学、進化論、進化心理学」
この辺りが心理学の大元を作り上げているんだろうと考えています。
その枝分かれの先として、◯◯心理学という呼ばれ方をしています。

結局心理学とは、学ぶべきことは多すぎますが役に立つことは少ないです。

この仕事を知ってる人はこれさえ知ってればいいよ。と言った学問で多くの人にはあまり必要ではない知識の方が多い気がします。

メンタリストDai Goさんが紹介するものは、実は大衆向けに作られていて、「多くの人が欲しいものを与える」というマーケティング戦略に特化した人で合理的です。

DAIGOさんが「最強のマーケティング戦略3つの方法」という情報を出しても見ないですよね。それよりも「3秒で1.3倍モテる行動が発見される」みたいな記事の方が多くの人が見ます。

このように、心理学は多くの人には必要ない部分が多すぎます。
とはいえ、部分的に役に立つものもあります。

例えば、マーケティングをしている人であれば行動経済学を学べば利益を上げる戦略を立てられます。※予想通りに不合理
なぜ無料マーケティングが最強なのか?を合理的に説明できる人は少ないですよね。

例えば、健康に関する仕事をしていて、長期的に相手の利益になるのにやらない場合もナッジという手法を取り入れることで相手を契約させることもできます。※行動経済学の逆襲
なぜ初期設定が「✔︎やる」でやらない場合には「□やらない」にチェックをつけてください。にすると契約が増えるのかを合理的に説明できる人はいないですよね。
(近代のマーケティングの手法です。)

これらは活用する人は限られますが、学ぶと他にも応用が効くことがわかります。

結局、心理学を学ぶのであれば目的を持って学んだ方が効率が良いと思います。

・好きな人を振り向かせたいのであれば「単純接触効果」という心理学がありますが、それを学べば済む話です。

・孤独で辛いのであれば「孤独」に関する心理学を学べば効率良いです。

・お金が欲しいのであれば「欲求」に関する心理学を学べば効率良いです。

・人間関係を改善したいのであれば、「笑顔」に関する心理学が効率良いです。

・習慣にしたいことがあれば「脳科学」を学べば効率が良いです。

・不安なら「ポジティブ心理学」を学習すると効率が良いです。

まとめ
学び始めると終わりがない。だから面白い。

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