引き寄せの法則は心理学、脳科学的にあり

2019/12/05

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引き寄せの法則ってよく話題になりますよね。強く理想を思い描けば、それが実現するっていう怪しいやつです。
今回は心理学的に引き寄せの法則があり得る話なのかをお伝えします。 
脳科学の分野も含まれています。少しややこしいですが、わかりやすく解説します。
結果から言います。
引き寄せの法則はあります
もしかすると人を変えるための合理的な方法ではないか?とすら思えてきました。 
簡単なメカニズムとしては 
・脳の報酬系が人間の行動原理です。
・未来を想像すると脳は報酬系を刺激する。
ということです。
この2つで説明できます。 
まず、脳の報酬系とは 
脳にある気持ちよくしてくれる場所があります。
おでこの辺りにあって前頭葉といいます。ここの回路が刺激されると報酬を得た。つまり気持ちよくなって、もう一度気持ちよくなりたいから行動をするようになります。 
あるラットの実験で報酬回路に電気信号を送って無理やり気持ちよくさせることに成功しました。
研究者達は大喜びしてある悪魔的な装置を作りました。
ラットがボタンを押せば報酬回路に電気信号を送って気持ちよくさせる装置です。 
当然、ラットはボタンを押しまくりました。
気持ちいいですね。世界で1番幸福なラットです。
そのラット部屋には美味いエサと発情したメスのラットもいました。しかし、ラットは食べることも生殖行動もしませんでした。 
ラットはボタンを押しながら餓死しました。 
どのラットでも同じ結果になりました。 
ちなみに人間の脳でも同じ実験を行いましたが、ラットと同様の結果になりました。ただし、人間の方は餓死する前に研究者が止めました。
簡単にいうと、
脳の報酬を得るために、行動します。 
次に、未来予想をすると報酬系を刺激するについての説明です。 
唯一、人間だけが未来を想像することが出来る生物です。
[明日の幸福を科学するより参考]
明日の幸福を科学するより引用です。 
画像1
この図ですが、簡単に言うと、人間は幸福を予想することが出来る。
そして大事なことですが、未来を予想するときは、過大に幸福を見積もってしまうということです。
つまり、過大な報酬を事前に得るので行動します。 
この図では幸福と言っていますが、報酬とは関係ないだろう。と思われるかもしれません。
幸福とは何か?
と聞かれたら、何を思い浮かべますか? 
脳科学で説明するなら、脳のホルモン分泌で報酬回路を刺激することです。 
さて、この2つを考えると、
引き寄せの法則にうまく応用されていることに気がつきます。 
引き寄せの法則は大体は次のようにいいます。 
成功している自分を思い浮かべてください。リアルに、具体的に、強く、もっと強く想像してください。そのシーンを作り上げてください。映像にしたください。 
それを忘れないように、何度も何度も毎日想像してください。 
もうお分かりのように、想像することで、報酬回路を刺激します。
報酬回路を何度も刺激することで、人間は行動します。 
人間の行動を何度も繰り返すことで、習慣化され、マインドセットが習慣により変化し、ポジティブ脳になり、脳のパフォーマンスが向上します。
幸福優位の7つの法則より参考 
この2つの理由により、引き寄せの法則はありです。 
引き寄せの法則の主な効果としては、
ポジティブ脳で実行しやすくなる。
幸福な脳はパフォーマンスがあがる。
といったところだと思います。 
成功の方法とは は、まず実行。その継続と失敗の繰り返しだと私は思っています。 
そもそも人間は強い現状維持バイアスがもれなく全員にプログラムされてるので、新しい行動ができないように制限されています。
100人のうち、5人しか実行できないのは仕方ないのです。
7つの習慣より参考 
なので、引き寄せの法則の一番良い点は、実行させることが出来る。と言う点ではないでしょうか。 
実行することにより、理想は実現します。
まとめ
引き寄せの法則は、未来予想の繰り返しで報酬系を刺激するのであり。 
今から数年後、あなたはやったことよりも、やらなかったことに失望する。
マーク・トウェイン

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